1. 年末年始、あなたは間違いなく「AIに詳しい人」になる
帰省先で、久しぶりに会う友人と、あるいは親戚の集まりで。
「最近ChatGPTとか流行ってるじゃん。あれってどうなの?」
こんな質問を受ける機会が確実にあるでしょう。
日頃から生成AIを業務で活用しているAlright読者のみなさんは、その場では間違いなく「詳しい人」です。
聞かれれば「便利だよ、使ってみなよ」と答えたくなるでしょう。
ただ、ここで「とりあえず使ってみて」と言うだけだと、後で困るのは相手のほうです。
この記事では、生成AIを周囲に勧める時に「これだけは伝えておきたい」ポイントを整理します。
読者のみなさん自身の復習にもなるはずです。
2. 無料でも、ここまで試せる
まずは「何ができるか」を伝えないと始まりません。
みなさんの多くもそうであったように、まずは無料で使える御三家(ChatGPT、Gemini、Claude)を紹介すると思います。
生成AIの無料枠は各社で条件が異なり、頻繁に変わるため詳細は割愛しますが、以下のような用途なら十分に体験できます。
年賀状・新年挨拶の文面相談
「新年の挨拶を考えて」と投げるだけでも、それなりの文面が返ってきます。
自分で一から考えるより、AIの提案をたたき台にして調整するほうが圧倒的に早いですし、複雑なプロンプト指示も要りません。
来年の目標整理
「営業職3年目で、来年はリーダーを目指したい。どんなスキルを磨くべき?」
こんなふうに壁打ち相手として使うと、自分では思いつかなかった視点が出てくることがあります。
相手と自分にそれっぽい役割を指定すると、プロンプトらしさも出てきますね。
ちょっとした文章の校正・要約
長い文章を「3行で要約して」と頼んだり、自分の書いた文章の誤字脱字をチェックしてもらったり。
地味ですが、一度使うと手放せなくなる用途です。
「調べもの」の入り口として
検索エンジンの代わりに「〇〇について教えて」と聞いてみる。
ただし、これには注意点があります(後述)。
3. 絶対に伝えておくべき「3つの鉄則」
便利さを伝えた後、必ずセットで伝えてほしいことがあります。
耳にタコ系ですので、復習です。
鉄則1:AIの回答は「下書き」として扱え
生成AIだって間違えます、生成AIだもの。
いわゆる「ハルシネーション(幻覚)」です。
要するに「自信満々に間違えてるから嘘ついてるみたいに見える」ということです。
存在しない論文を引用したり、架空の法律を説明したりといった経験あると思います。
生成AIとはそういうもの。
ですので、AIの回答はあくまで「下書き」。
そのまま使うのではなく、重要な情報は必ず自分で裏を取る習慣をつけてもらいましょう。
特に、数字・固有名詞・専門的な内容は要注意です。
関連記事【ChatGPT】営業資料の誤回答防止!情報信頼性向上チェックの仕方
鉄則2:個人情報・機密情報は絶対に入れるな
これが一番大事です。
既に利用している身近な方で、見かけたら間髪入れずに止めてあげてください。
生成AIに入力した内容は、サービス改善のために学習データとして使われる可能性があります(設定で回避可能、後述)。
仮に学習に使われなくても、入力内容がサーバーに送信され、一定期間保持される可能性がある以上、リスクはゼロではありません。
具体的に「入れてはいけないもの」を伝えましょう
- 自分や他人の氏名、住所、電話番号、メールアドレス
- 会社名、取引先名、顧客情報
- 給与、売上、契約金額などの数字
- 社内の機密情報、未公開の企画内容
良い例と悪い例で伝えると分かりやすい
⭕️ OK
新年の挨拶文を考えて。相手は取引先の部長で、今年お世話になったお礼を入れたい
❌ NG
株式会社〇〇の田中太郎部長への年賀状を書いて
⭕️ OK
営業職3年目で、来年はリーダーを目指したい。どんなスキルを磨くべき?
❌ NG
私は株式会社〇〇の営業部で、上司の田中さんが来年異動するから…
要するに、固有名詞を伏せる・抽象化するだけで、リスクは大幅に下がります。
関連記事【ChatGPT】企業向けセキュリティ対策と段階的な安全導入ガイド
鉄則3:学習設定は最初に確認しろ
主要な生成AIサービスには、入力内容をモデルの学習に使わせない設定があります。
最初に使う前に、この設定を確認してもらいましょう。
ChatGPTの場合
設定 → 「データコントロール」 → 「すべての人のためにモデルを改善する」をオフに。

(※スクリーンショット挿入)
Claudeの場合
設定 → 「プライバシー」 → 「Claudeの改善にご協力ください」をオフに。

Geminiの場合
「Geminiアプリ アクティビティ」のページにアクセスし、「アクティビティの保存」をオフに。
※Geminiは設定画面の場所が少し分かりにくいので、「Gemini アクティビティ 設定」で検索するよう伝えると親切です。

なお、会社のGoogle Workspaceアカウントで使う場合は、IT管理者が別途ポリシー設定しているケースがあります。
個人のGoogleアカウントで試す分には、上記の設定でOKです。
4. 「まず触ってみて」の前に、この3つだけ
生成AIは、触ってみないと良さが分かりません。
だから「まず使ってみて」というアドバイス自体は正しいのですが、その前にこの3つだけは必ず伝えておきましょう。
- 回答は下書き。重要なことは自分で確認
- 個人情報・機密情報は入れない。固有名詞は伏せる
- 学習設定を最初にオフにする
これだけで、初めての人が「やらかす」リスクはかなり減ります。
「詳しくなったら、また色々教えてあげるよ」
そんな一言を添えて、気軽に試してもらいましょう。
来年、一緒にAIの話ができる仲間が増えるかもしれません。
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